宇和島には新鮮でおいしい海産物が数多くあります。中でも真鯛は特に有名ですが、おいしい新鮮なものを選んで食べたいですよね。また、簡単においしい宇和島鯛めしを自宅で作れる方法があるのですがご存知でしょうか。

今回は宇和島の海産物が豊富な理由から、おいしい鯛の選び方、新鮮な海産物を使用した簡単なレシピなどを紹介していきます。手軽に作れるので、最後まで読んで作ってみてくださいね。

宇和島の海産物が豊富な理由

まずは宇和島の海産物が豊富な理由について、特徴を踏まえて詳しく説明していきます。

気候や形が魚が育つ環境に適している

年間を通して温暖な気候であることと、入江と半島が複雑な形に交錯したリアス式海岸であることにより、豊富な餌と早い流れのため魚たちが育つ環境に適しています。

漁場が多く環境を活かした養殖業が盛ん

豊富な漁場による多種多様な魚種と、その環境を利用した養殖業が盛んであるので海産物がたくさんとれます。

宇和島の有名な海産物は?

宇和島では鯛や鰤、ハマチ、イサキアナゴ、シマアジ、ちりめんじゃこが有名であり、中でも特に鯛と鰤の養殖が盛んであり、有名です。

最近では、もう一つ特産品であるみかんなどの柑橘類をえさに混ぜる事によって、より健康で上質の魚を育てることも可能になっており、さらにおいしい海産物になっています。

 宇和島鯛めしの特徴

鯛の刺身、卵黄、刻み海苔、大葉がご飯にのった鯛めしの写真

他の鯛めしは炊き込みご飯であるのに対して、宇和島では新鮮な鯛が手に入るので、タレやだし汁に漬け込んだ鯛のお刺身に卵をのせてかけて食べます。ですので、豪華な卵かけご飯のような鯛めしになります。

新鮮な鯛のお刺身を使用することでコリっとした食感を楽しむことができます。また、鯛めしに使用するお出汁やタレもお店によって異なるので、甘辛いお出汁や甘めのお出汁など好みに合ったものを選べるのも特徴のひとつです。

鯛を選ぶ際に注意すべきポイント

鯛を選ぶ時に注意するポイントとはどこでしょうか。順番に詳しく説明するのでみていきましょう。

体長は40センチから50センチを選ぶ

鯛を選ぶ際には、体長が40センチから50センチぐらいの鮮やかな色のものを選びます。色のくすんだものは鮮度が落ちている証拠なので注意してください。

尾びれが張っている

尾びれが大きく張っているものを選ぶのもポイントです。大きくピンと張っているものを探しましょう。

目がすんでいて身がやわらかいもの

目がすんでいてまだ身が固くなっていないまるまると太ったものが新鮮な証です。鮮度が落ちると目や鱗がにごってくるので輝きのある全体的にツヤと張りのあるものを選ぶようにしてください。

新鮮な鯛を選ぶことにより、さらに鯛めしがおいしくなるので選ぶ際に確認してください。

宇和島鯛めしの口コミ

宇和島鯛めしを食べた方の口コミを紹介します。

  • 「こんな生のお刺身がのってることは、想像していなかった。とても贅沢。」
  • 「鯛のコリっとした食感とだし汁と濃厚な卵が絡み合いとてもおいしい。」
  • 「お店によって鯛に絡めるお出汁やタレが全然違うのでいろんな味を楽しめる」

このように口コミを見るだけでとてもおいしいことが伝わってきます。

他の都道府県の方からすると、先ほども説明しましたが鯛めしといえば炊き込みご飯のイメージなので刺身ののった鯛めしは、より驚き夢中になること間違いなしです。

 宇和島鯛めしを作る際のコツや工夫

黒い皿に盛り付けられた真鯛の切り身と葉の写真。薄く切って鯛めしの材料にする。

宇和島鯛めしを作る際に、どのような工夫をすればおいしくつくれるのでしょうか。コツを説明していきます。

鯛はそぎ切りにする

鯛をそぎ切りにすることで、口当たりがよくなります。何度も包丁を動かすのではなく、スッと切るのがポイント。

醤油ベースの甘辛いだし汁は完全に冷ましてから鯛を入れる

まだ生ぬるい状態で鯛を入れると、鯛に少し火が通ってしまい新鮮な鯛のコリコリとした食感を損なうことになります。完全に冷めたのを確認してから鯛を入れるようにしてください。

だし汁に新鮮な鯛と海藻も入れる

もちろん鯛は新鮮なものを選ぶのは重要ですが、だし汁に海藻類を入れるとよりおいしく仕上がります。おすすめはわかめです。

おいしい鯛めしを作るには

鯛の刺身と卵黄をご飯にのせた、宇和島の鯛めしの画像。

鯛めしを作る際の注意点は、鯛の身を薄く切ることです。鯛の身を薄く切ることによりだし汁により絡みおいしく仕上がります。手軽にできるので、ぜひ試してみてください。

初心者でも失敗せずに宇和島鯛めしを作る方法

自宅でもおいしく作ってみたいけれど失敗したくないですよね。そこで、初心者でも失敗せずに作れる宇和島鯛めしを作る方法を紹介します。

卵は溶いてから、濃いめの味付けにする

まず卵かけごはんの要領で卵を溶いてください。その際に、いつもより少し濃いめの味付けにするのがポイントです。

薄くそぎ切りした鯛と卵をよく混ぜる

薄くそぎ切りした鯛は、卵とよく混ぜて絡ませておきましょう。

トッピングを用意する

お好みで大葉やネギ、もみのりをのせると、より風味豊かになりおいしくなります。

また、熱々のご飯の上に乗せて食べるとより一層おいしく仕上がります。ご飯に鯛の旨みを染み込ませてから食べるのもおすすめです。

宇和島の海産物はお取り寄せ可能

宇和島の海産物はお取り寄せできます。

自宅で手軽に楽しめるように、あらかじめ鯛とお出汁が混ざった状態で真空冷凍してくれている商品がおすすめです。

真空冷凍してあるものであれば、酸化や腐敗など劣化を防止できるので新鮮なまま楽しめますよ。また、真空冷凍してあるものは解凍も簡単で、冷蔵庫に入れておくだけ・水につけるだけで良いものが多いです。

海産物や鯛めし文化を広めていくための取り組み

宇和島の海産物や鯛めしの文化をもっとさまざまな世代に広めていくためにどのような取り組みが必要でしょうか。

例えば、宇和島市が開催するイベントなどで鯛をテーマにした食のコンクールなどを市が中心となって町ぐるみで進めていくとよいでしょう。食のコンクールとなればさまざまな年代の方が参加しやすいことや、優勝を狙って本気で参加する方が多いのではないでしょうか。

宇和島の方のみにならず、他の市の方や観光客もたくさん集まるようなイベントになれば、もっと海産物や鯛めしの文化も広まっていくはずです。

宇和島の鯛めしを食べておいしさを広めよう

ここまで宇和島の海産物から鯛めしの魅力について詳しく説明しましたが、いかがでしたでしょうか。食べたいと思ってもらえたら幸いです。

自宅で簡単に作る方法について解説しましたが、お取り寄せして解凍するだけのさらにお手軽に楽しめるおいしい商品もたくさんあるのでそちらもおすすめです。

この記事を読んで宇和島市に興味を持っていただけたのであれば、ぜひ現地へ足を運んで宇和島鯛めしを食べてみてください。