ペットは多くの人にとって家族の一員であり、その命を終えた後も丁寧に供養することが大切です。ペット供養には様々な方法がありますし、飼い主の希望や、地域の慣習などもありますよね。それぞれの方法には注意点やメリット、デメリットがありますのでご紹介していきます。
自宅での供養

自宅での供養方法としては、遺骨を骨壺に入れて安置し、供養する方法があります。
自宅での供養はいつでも手を合わせることができるという安心感があり、費用も抑えられる一方で、保管スペースなどの確保や遺骨の管理が必要となります。
自宅で供養する際の注意点
これまで同様大切な家族ですので、遺骨を粗末にすることのないよう常に清潔な場所での保管が必要です。
普通に置いてある分には特に神経質にならなくてもいいかと思いますが、湿度が高すぎる場所だと、まれにお骨にカビが発生することもありますので湿気には注意が必要です。骨壺の中に入れる専用の乾燥剤などもありますので、必要に応じて利用するのも良いかと思います。
自宅で供養する際は、人間のお仏壇と同じと考えていただければと思います。常に気にかけ、枯れたお花をあげたままにしない、清潔なお水に取り替えるなど、感謝の気持ちで手を合わせることが大切です。
自宅で供養するメリット
- 亡くなったあともずっとそばにいてくれる安心感がある
- 手を合わせたい時にいつでも手を合わせることができる
- 身近に感じることで、ペットロスの軽減につながる
自宅で供養するデメリット
- いつも目に入ることで逆に気になり踏ん切りがつけにくくなる
- 手元に置くことで成仏できないのではないかなどと考えてしまう
- お骨が家にあることで、来客などの目が気になる
お墓がいらない散骨

散骨とは、火葬した遺骨を粉末状に砕いて海や山、思い出の場所などへ撒く葬送方法です。自然に還すという意味合いで近年注目されており、お墓がいらないため供養する後継者がいらないというメリットもあります。
散骨の注意点
ご自身が所有する敷地内に埋葬することは問題ないですが、公共の場や他人の所有する場所に、お骨を埋葬(散骨)することは不法投棄になりますので、十分お気をつけ下さい。
海洋散骨などをお考えの場合は、専門の業者がありますので、一度相談してみるのもいいかと思います。
ご自宅の庭に散骨したい場合は、必ずこちらの方角にしないといけないという決まりはありません。ご家族で相談なさって好きな場所でいいかと思いますが、常にみんなが歩いて脚で踏みつけるような場所は避けた方がよいでしょう。
また、住宅密集地の場合、自宅の庭の隅に……と考えると隣家からすぐの場所になります。お隣さんからすると、心情的に嫌悪感を持たれることもあるので、考慮する必要があるかと思います。
散骨のメリット
- ペットとの思い出の場所で供養できる
- 管理費などの維持費がかからない
散骨のメリット
- 散骨場所など気を使う必要がある
- 個人の常識やマナーに左右されトラブルになりやすい
霊園での供養

ペット霊園での供養は火葬や納骨を同時に依頼でき、多くの方々に選ばれています。霊園では、専門のスタッフにより管理が行われ安心です。永代供養がある場合は長期にわたり安心して供養を任せることができます。
霊園で供養する際の注意点
ペット霊園での供養は、多くの飼い主にとって安心できる方法ですが、費用やアクセスの問題を含めてよく検討することが重要になります。信頼できる霊園を選ぶために、できれば事前に探して、いくつか見学してみるのもいいかもしれません。
霊園で供養するメリット
- 常に人がいて清潔で安全に管理してもらえる
- 専用の場所なので安心感がある
霊園で供養するデメリット
- いつでもお参りできるわけではない
- 納骨堂の場合は管理費等の費用がかかる
いかがでしたでしょうか?
ペットの供養方法を選ぶ際には、家族や信頼できる人と相談してペットに対する思いや気持ちを大切にすることが重要です。
各供養方法の特徴を紹介しましたが、それぞれのご家族にとっての最適な方法を見つけ、愛情と敬意をもって優しく送り出してあげてくださいね。
さいごに…

開業から18年。近隣地域の方々にペット火葬施設の必要性と役割をきちんと認知していただき、信頼されることを第一に考え営業してまいりました。その結果「近くに施設があって良かった」と言っていただくことが多く、感謝しております。
ペット霊園のイメージから思い浮かぶ、暗い、縁起が悪い、汚いなどのイメージを排除しようと明るく開放的な施設にしたいという思いがあり、亡くなってから利用するのではなく生前より気軽に足を運べる場所にとしつけ教室やノーズワーク、グッズの販売会、ペット似顔絵教室、ワンちゃんストレッチ、無麻酔歯石除去など様々なイベントを開催しておりますので、ぜひ一度足をお運びください。