美容室へ行った帰り道、鏡に映る自分の顔色がなんだかくすんで見えたり、せっかく染めた髪色が浮いているように感じたりしたことはありませんか。自分に似合う色がわからず、いつも無難な茶色を選んでしまうという悩みを持つ方は少なくありません。

この記事では、パーソナルカラーに合わせた髪色の選び方について解説します。最後まで読むことで、自分を最も魅力的に見せるヘアカラーのヒントが得られます。ぜひ最後までご覧ください。

生まれ持った個性を輝かせるパーソナルカラーの正体

パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った肌や髪、瞳の色と調和する色のことを指します。単に好きな色を選ぶのではなく、自身の持ち味と色の相性を考えることで、本来の魅力を引き出すことができるのが、パーソナル診断です。

肌が黄色みを帯びているのか、それとも青みを感じるのか。瞳は明るい茶色なのか、それとも吸い込まれるような黒なのか。こうした要素を客観的に見つめることで、自分を最も輝かせる色のグループが見つかります。それは、自分自身をより深く知るための大切なプロセスといえるでしょう。

髪色ひとつで印象はここまで変わる

美容室で毛束のカラーサンプルを指差し、自分の肌に合うヘアカラーを相談する女性の手元

ヘアカラーをパーソナルカラーに合わせると、驚くほど顔の印象が変化します。顔色のトーンが上がって明るく見えますし、肌のくすみが目立たなくなり、透明感が増したような清潔感のある印象を与えられます。

全体の雰囲気が整うことで、洗練された「垢抜け」が叶うのも嬉しいポイント。自分に調和した色をまとうことは、周囲に誠実で落ち着いた大人の印象を与えることにも繋がります。毎日の鏡を見る時間が、今まで以上に楽しみになりますよ。

自宅の鏡で確認できる自分に似合う色の見つけ方

専門的な診断を受ける前に、まずは自宅で簡単にチェックできる方法があります。用意するのは、シルバーとゴールドのアクセサリーです。交互に肌に当ててみて、どちらの方が肌が綺麗に見えるかを確認してください。

もしゴールドの方が肌に馴染み、健康的に見えるならイエローベース、シルバーの方が透明感が出てすっきりと見えるならブルーベースの傾向があります。また、手持ちの服で色味の違うものを顔周りに当ててみるのも有効です。顔の影が薄くなり、表情が明るく見える色が、自分に似合う色といえます。

タイプ別に見るおすすめのヘアカラー

ピンク、オレンジ、パープルなど、明るさや色味が異なるヘアカラーチャートのクローズアップ

パーソナルカラーは大きく4つのタイプに分類されます。それぞれの個性を活かす髪色を知ることで、カラー選びの失敗を未然に防ぐことが可能です。

スプリングタイプは暖かみのあるブラウンで華やかに

春のような明るく暖かな雰囲気を持つ方は、ブラウン系のヘアカラーを取り入れるのがおすすめです。ミルクティーのような柔らかな色や、ツヤのあるライトブラウンがよく似合います。ブルー系や暗いカラーは、顔色が沈んで見えがちなので注意が必要です。

サマータイプは透明感のあるくすみカラーで上品に

上品で柔らかな印象のサマータイプの方は、アッシュやスモーキーカラーなどのくすみ感がある色が似合います。明るいトーンにするなら、少しグレーを混ぜたような落ち着いた色味が正解です。ダークトーンを選ぶ際も、ブルーやグレーをベースにした色を選ぶと、持ち前の透明感が際立ちます。

オータムタイプは落ち着いた深みのある色で知的に

大人っぽくクラシックな雰囲気を持つオータムタイプの方は、深みのある色が得意です。チョコレートブラウンやカーキグレージュ、温かみのあるアプリコットオレンジは特におすすめの色味といえます。落ち着いた色を選ぶことで、都会的で知的な美しさが引き出されるでしょう。

ウィンタータイプは洗練された黒髪や鮮やかな色で凛として

シャープで華やかな存在感がある冬タイプの方は、艶やかな黒髪が非常に映えます。少し柔らかさを出したいときは、ダークグレージュを選ぶと良いでしょう。そのほか、青みを帯びたブルーブラックや、ミステリアスなバイオレットカラーも、凛とした表情をより魅力的に見せてくれます。

流行と自分らしさを両立させるプロの視点

トレンドの髪色に挑戦したいときは、パーソナルカラーとどう折り合いをつけるかが重要です。必ずしも似合う色だけで完結させる必要はありません。例えば、内側にだけ流行色を入れるインナーカラーなら、顔周りの印象を守りつつ遊び心を取り入れられます。

また、なりたい色の雰囲気に合わせて、メイクや眉の色を調整するのもひとつの手法です。元の髪質やベースの状態によって色の出方は異なるため、プロと相談しながら優先順位を決めていくのがよいでしょう。

理想の仕上がりを叶える美容室での伝え方のコツ

美容室で「似合う色」を形にするには、客観的な情報と主観的な希望を整理して伝えることが大切です。まずは自分のパーソナルカラーを伝え、その上で「どう見られたいか」という理想のイメージを言葉にしてください。

言葉だけでなく、理想に近い写真を見せるのも非常に効果的です。赤みを抑えたい、あるいは黄色っぽくなるのが嫌だといった具体的な悩みも共有しましょう。プロの視点から、肌を最も綺麗に見せるトーンや薬剤の配合を提案してくれますよ。

自分だけの色をまとい新しい一歩を踏み出そう

色選びは、自分自身をどのように表現したいかという自己表現の延長線上にあります。パーソナルカラーはあくまで指針であり、あなたを縛るルールではありません。大切なのは、鏡の中の自分を好きになれるかどうかです。

似合う色を知ることは、自信という名の武器を手に入れることでもあります。自分の個性を肯定し、新しい髪色で街へ踏み出せば、昨日よりも少し前向きな自分に出会えるに違いありません。プロの知恵を賢く取り入れながら、あなただけの輝きを存分に楽しんでくださいね。