インターネットがさっきまで繋がっていたのに、突然繋がらなくて困ったこと、ありませんか?

今回は、光回線の仕組みから、すぐに試せる対処法まで詳しく説明していきます。

光回線の仕組み

光回線の基本的な仕組みについて解説します。

光回線の基本的な仕組み

光回線では、インターネットのデータが「光信号」に変換され、その信号が光ファイバーケーブルを通って自宅やオフィスに届きます。光信号は電気信号よりもデータを速く、長距離でも損失が少なく伝えることができるので、非常に高速度でインターネットを利用することができます。

光回線、Wi-Fi、有線接続の比較

光回線:これはインターネット接続の「道」にあたる部分で、物理的に光ファイバーを使ってデータを高速に送受信します。光回線自体が提供する速度が非常に高いです。

Wi-Fi:これはインターネットに接続するための無線の仕組みです。Wi-Fiルーターが光回線からインターネットのデータを受け取り、無線で端末(スマホやパソコン)にデータを送ります。Wi-Fiは便利ですが、無線なので、壁や距離によって速度が遅くなることがあります。

有線接続:パソコンや他の機器を直接ルーターにケーブルで接続する方法です。無線のWi-Fiに比べて、安定して高速な通信が可能です。例えば、オンラインゲームや高画質の動画ストリーミングをする場合に有利です。

天候や台風が原因で繋がらない場合の影響と対策

赤い背景の前で、Wi-Fi接続エラーを示すスマートフォンを両手で持っている様子。画面には、×マークが付いたWi-Fiアイコンと、混乱や不満を表すような落書き風のマークが表示されている。

天候や台風が光回線にどのような影響が考えられるのか、その対策について説明します。

天候や台風による影響

光ファイバーケーブルの断線や損傷


台風や強風、大雨などの悪天候で、光ファイバーケーブルが外部で損傷を受けることがあります。特に、光回線が地下や屋外の設備を通っている場合、風雨や倒木などでケーブルが切れたり、断線したりすることがあります。

停電

光回線自体には電源が必要ありませんが、回線を提供する機器(例えば、光回線終端装置やルーター、交換機)には電力が必要です。

対策方法

 光ファイバーケーブルの状態確認

光ファイバーが屋外に露出している場合、台風や強風による影響を受けやすいです。特に木の枝や雨水の流れが影響しやすいため、業者に確認を依頼して、ケーブルの状態をチェックしてもらうと安心です。

停電対策

停電時に備えて、光回線終端装置やWi-Fiルーター、PCなどの機器を無停電電源装置(UPS)でバックアップすることで、短時間の停電でもインターネットを使い続けることができます。

ONUやルーターが原因で光回線が繋がらない際の確認方法

暗い室内に設置された黒いONU(光回線終端装置)とルーターが並んで点灯している様子。ランプが点灯しており、光回線が正常に動作していることがわかる。

ONU(光回線終端装置)やルーターが原因で光回線が繋がらない場合、機器のランプの色や点滅状態を確認することで、問題の原因をある程度特定することができます。確認方法を説明します。

ONU(光回線終端装置)のランプ確認方法

ONUは光回線の信号を家庭内のネットワークに変換する重要な機器です。以下のランプを確認して、問題の原因を特定します。

Powerランプ

正常時:ON(緑または青)で点灯している状態。

異常時:ランプが消灯していたり、点滅している場合は電源供給に問題がある可能性があります。この場合は、電源ケーブルを確認し、再起動してみてください。

PONランプ(光回線の接続状態)

正常時:ON(緑)または点灯が安定している状態。

異常時:点滅(通常は緑の点滅):ONUが光回線に接続できていない状態。ケーブルの接続が不十分、光回線の信号が届いていない、または提供されているサービスに問題がある可能性があります。

赤やオレンジ色で点灯・点滅:光回線が正しく接続されていない場合。ケーブルを再確認するか、通信事業者に問い合わせて回線に問題がないか確認してください。

LANランプ(LANポートの接続状態)

正常時:LANポートに接続された機器(PCやルーターなど)に応じて、緑または青色で点灯または点滅します。

異常時:接続している機器のランプが消灯している場合、ケーブルがしっかり接続されているか、端末側の設定に問題がないかを確認してください。

ルーターのランプ確認方法

ルーターは家庭内のネットワークを管理する機器で、光回線のインターネット接続を他の機器と共有します。ルーターに表示されるランプも、接続状態を確認するための重要な手がかりとなります。

Powerランプ

正常時:ON(緑や青)で点灯。

異常時:点灯しない場合、電源ケーブルの接続不良電源アダプターの故障あるいはルーター自体の故障が考えられます。

Internetランプ

正常時:ON(緑や青)で点灯。

異常時:点滅しているとインターネット接続が不安定または接続されていない状態。ONUからの信号を受け取っていない場合が多いので、ONUのPONランプも確認しましょう。

赤色で点灯:インターネット接続に重大な問題が発生している状態。契約内容や回線に問題がないか確認し、必要に応じてサポートに連絡してください。

LANランプ(Wi-Fiまたは有線接続)

正常時:接続された機器に応じて緑や青色で点灯または点滅。

異常時:点灯しない場合は、機器が正しく接続されていない、またはケーブルの問題が考えられます。

光回線が突然繋がらなくなる原因

光回線が突然繋がらなくなる原因にはいくつか考えられますが、特に日常的に発生しやすいトラブルについては以下の点が挙げられます。

配線の不具合

モデムやルーター、ONU(光回線終端装置)などの接続ケーブルが緩んだり外れたりすることがあります。接続部分を確認し、しっかりと差し込まれているかをチェックしましょう。

ルーターやモデムの再起動

長時間稼働していると、ルーターやモデムが過熱し、正常に動作しなくなることがあります。機器の再起動や、熱がこもらない場所に設置することで解決することがあります。

通信障害やメンテナンス

プロバイダ側や地域で通信障害が発生することがあります。特に天候の影響や、大規模なメンテナンス時には接続不良が起きやすくなります。

光回線が繋がらない場合の対処法

グレーの背景の上に、白い枠で囲まれた3つの四角が並び、それぞれの中に大きな白い漢字で「対」「処」「法」と書かれている画像。全体的にシンプルで落ち着いたデザインで、「対処法」という言葉を強調している。

光回線が繋がらないときに試せる、自宅で簡単に試すことができる基本的な対処法をみていきましょう。

機器の再起動

電源を切って、数十秒待ってから再度電源を入れます。これにより、一時的な不具合や通信のリセットが行われ、問題が解決することがあります。

配線の確認

ONUやルーター、モデムなどの接続ケーブルがしっかりと差し込まれているか確認します。特に、光ファイバーケーブルがしっかりと接続されているかLANケーブルが緩んでいないかチェックしましょう。

Wi-Fi接続の確認

無線LAN接続を使用している場合、Wi-Fiの設定を確認します。SSID(ネットワーク名)やパスワードが正しいか他のWi-Fiネットワークと干渉していないか確認します。

安定した光回線接続を保つためのポイント

安定した光回線接続を保つためには、ルーターの設定やWi-Fiの最適化が重要です。ルーター設定やWi-Fi環境の最適化のためのポイントを説明します。

Wi-Fiチャンネルの最適化

 Wi-Fiが混雑する原因として、近隣のネットワークと同じチャンネルを使用している場合があります。これにより、干渉が発生して接続が不安定になることがありHzに比べて障害物に弱いため、ルーターと接続端末が近距離にある場合や、障害物が少ない場所で利用すると効果的です。

Wi-Fiのセキュリティ設定

ルーターがWPA3に対応している場合、WPA3を選択することでセキュリティが強化され、外部からの不正アクセスを防ぐことができます。これにより、ネットワークの安定性や信頼性が高まります。

繋がらない原因を見つけて早めに対策しよう

インターネットを快適に使用するには、光回線がなぜ繋がらないのか理由を探して、早く対策することが大事です。今回ご紹介した確認方法で、ぜひ確認してみてくださいね。